44.めっき加工した角パイプの種類と防錆効果や耐久性を高めるポイント
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めっき加工を施した角パイプの種類から耐久性を保つ方法まで徹底解説
角パイプを屋外や湿気の多い環境で使用する場合、めっき加工による防錆処理は欠かせません。鉄鋼素材である角パイプは、適切な表面処理を施さなければ短期間で錆が発生し、強度低下や外観の劣化を招いてしまいます。しかし、めっき加工にはさまざまな種類があり、どのめっきを選べばよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
ここでは、角パイプにめっき加工が必要な理由から、電気亜鉛めっきや溶融亜鉛めっきといった代表的なめっきの種類と特徴、めっき角パイプの耐久性を長く保つためのポイントまでをわかりやすく解説しています。使用環境に適しためっきの選定や保管時の注意点についても触れていますので、角パイプの防錆対策を検討している方はぜひ参考にしてください。
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めっき加工を施した角パイプは、建築構造物や機械設備、自動車部品など幅広い分野で使用される鋼材です。防錆性能を高めるためのめっき処理にはさまざまな種類があり、使用環境に応じて適切なものを選定することが求められます。屋外での使用や塩害リスクのある地域では、高い耐食性を持つめっき鋼管の採用が製品の耐久性向上に直結するでしょう。
麻布成形株式会社では、表面処理鋼管やZAM®鋼管を豊富に在庫しており、小口販売にも対応しています。在庫がある商品については即日納品も可能なため、急ぎの案件にも柔軟に対応できます。3次元レーザー加工機を活用した切断や穴あけ加工にも対応しており、めっき層への影響を最小限に抑えながら複雑な形状加工を実現しています。金型不要で単品から製造できるため、試作品や少量多品種の生産にも最適です。材料調達から加工、納品までを一貫体制で対応していますので、めっき加工済み角パイプの調達や加工でお困りの際はお気軽にご相談ください。
角パイプの防錆にめっき加工が必要とされる理由
角パイプは建築構造物の柱や梁、車両のフレーム、機械部品など幅広い用途で使用されています。しかし、鉄鋼素材である角パイプは、そのまま使用すると空気中の酸素や水分と反応して錆が発生してしまいます。錆は外観を損なうだけでなく、鋼材の強度低下や機能性の劣化を引き起こすため、防錆対策として表面にめっき加工を施すことが欠かせません。
めっき加工による防錆効果の仕組み
角パイプへのめっき加工で最も一般的なのが亜鉛めっきです。亜鉛めっきには「犠牲防食作用」と呼ばれる独自の保護機能があります。仮にめっき皮膜に傷がついて素地の鉄が露出した場合でも、周囲の亜鉛が鉄より先に溶け出すことで、電気化学的に鉄の腐食を防ぐ働きをします。この仕組みにより、錆止め塗装と比較しても高い耐食性を実現できます。
亜鉛めっきの表面には空気や水を通しにくい酸化皮膜が形成されます。この緻密な皮膜が大気を遮断し、下地の亜鉛層を保護することで、長期間にわたって防錆効果を維持できるでしょう。
屋外環境での使用における大切なポイント
角パイプは屋外で使用されるケースも多く、雨風や湿気、塩害などの腐食要因にさらされやすい環境にあります。めっき加工を施していない角パイプを屋外で使用した場合、短期間で錆が発生し、構造物の安全性に影響を及ぼす可能性も否定できません。海岸部や工業地帯など腐食リスクの高い地域では、より厚いめっき皮膜や高耐食性のめっき材を選定する必要があるでしょう。
角パイプにめっき加工を施すことは、製品の耐久性向上とメンテナンスコストの削減に直結する大切な処理です。
角パイプに使用されるめっき加工の種類と特徴
角パイプの防錆処理として用いられるめっき加工には複数の種類があり、使用環境や求められる性能によって最適なものを選ぶ必要があります。ここでは、代表的なめっき加工の方法とそれぞれの特徴について解説します。
電気亜鉛めっき
電気亜鉛めっきは、亜鉛めっき液に鋼材を浸し、電気を流すことで表面に亜鉛皮膜を形成する方法です。均一で精度の高い薄い皮膜を析出できるため、寸法精度が求められる部品に適しています。安価で量産しやすく、表面の仕上がりも美しいことから、主に屋内で使用される製品に採用されるケースが多いでしょう。ただし、めっき皮膜が薄いため、単体での使用では耐食性が十分でなく、クロメート処理などの後加工を施すのが一般的です。
溶融亜鉛めっき
溶融亜鉛めっきは、高温で溶かした亜鉛のプールに鋼材を浸漬し、表面に厚い亜鉛皮膜を形成する方法です。「どぶめっき」とも呼ばれ、電気亜鉛めっきと比較して皮膜が厚く、亜鉛と鉄が強固に結合するため剥離しにくいという特徴があります。クロメート処理を行わなくても長期間にわたって防錆効果を発揮するため、屋外で風雨にさらされる構造物や、湿気の多い環境で使用される角パイプに広く採用されています。市街地であれば50年程度、海沿いでも10年程度は皮膜が腐食しないといわれています。
高耐食めっき鋼板
近年では、亜鉛にアルミニウムやマグネシウムを加えた高耐食合金めっきも普及しています。従来の溶融亜鉛めっきと比較して10倍から20倍の耐食性を持つものもあり、塩害や腐食リスクの高い環境で活用されています。
めっき角パイプの耐久性を長く保つためのポイント
めっき加工を施した角パイプは優れた防錆性能を持っていますが、使用環境や取り扱い方によっては本来の耐久性を発揮できないケースもあります。せっかくのめっき処理を無駄にしないためにも、適切な選定と管理を心がけることが大切です。
使用環境に適しためっきの選定
角パイプの耐久性を最大限に引き出すには、設置場所や使用条件に合っためっきを選ぶことが第一歩となります。屋内で湿気の少ない環境であれば電気亜鉛めっきでも十分対応できますが、屋外や湿度の高い場所では溶融亜鉛めっきのように皮膜の厚いものが適しているでしょう。海岸部や工業地帯など塩害や腐食性ガスにさらされる環境では、高耐食合金めっきを検討してみてください。使用環境を見誤ると、想定より早く錆が発生してしまう原因になりかねません。
保管時の注意点
めっき角パイプを保管する際にも注意が必要です。段ボールや木材など湿気を含みやすい素材と直接接触させた状態で長期間放置すると、白錆と呼ばれる白い腐食物が発生することがあります。白錆は亜鉛めっき特有の現象で、めっき層が湿った状態で乾燥しにくい環境に置かれると発生しやすくなります。保管場所は風通しの良い乾燥した場所を選び、結露や雨水がかからないよう配慮してください。
加工後の補修処理
切断や溶接などの加工を行った部分はめっき皮膜が剥がれてしまうため、そのまま放置すると錆の起点となってしまいます。加工後は専用の補修塗料などで処理を施し、露出した素地を保護することで、めっき角パイプ全体の耐久性を維持できるでしょう。
【Q&A】めっき加工を施した角パイプについての解説
- Q1.角パイプにめっき加工が必要な理由は何ですか?
- A.角パイプは鉄鋼素材のため、そのまま使用すると酸素や水分と反応して錆が発生します。錆は強度低下や機能劣化を引き起こすため、防錆対策としてめっき加工が欠かせません。亜鉛めっきには犠牲防食作用があり、傷がついても鉄を保護します。
- Q2.角パイプに使用されるめっき加工にはどのような種類がありますか?
- A.代表的なものとして電気亜鉛めっきと溶融亜鉛めっきがあります。電気亜鉛めっきは薄く均一な皮膜で屋内向け、溶融亜鉛めっきは厚い皮膜で屋外向けです。近年では亜鉛にアルミニウムやマグネシウムを加えた高耐食合金めっきも普及しています。
- Q3.めっき角パイプの耐久性を維持するにはどうすればよいですか?
- A.使用環境に適しためっきを選定することが基本です。保管時は湿気を避け、段ボールなど水分を含みやすい素材との接触を防いでください。切断や溶接で皮膜が剥がれた部分は補修塗料で処理しましょう。
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